GOOD COFFEE FEST@HANSHIN 2022 winter。
今回、THE VARIETY OF COFFEE と題して、浅煎りと深煎りのロースターさんにご参加いただいて、去る1月30日から12月5日まで、大阪・阪神梅田本店にて開催しました。
そして、今月の ENJOY COFFEE では、浅煎りのグループで出店いただいた、2つのロースターさんをピックアップ。
どちらも九州からで、福岡・久留米の「COFFEE COUNTY」さんと、 長崎の「KARIOMONS COFFEE」さんです。
COUNTY さんからはGOOD COFFEE FEST@HANSHIN 2022 winte でも販売されたシグネチャーコーヒーを、 KARIOMONS さんからは、オーナーの伊藤自身がファンでもあり、長年親交のある農園主さんのコーヒーをご用意いただきました。
#1 COFFEE COUNTY
Ethiopia Kurume Natural -Special Preparation
当店のフラッグシップ "クルメ・ナチュラル"。昨年に続き、今季も高いポテンシャルを持ったシダモ、ベンサ地区セゲレ村のコーヒーチェリーをオファーしました。モプラコ社の所有するロギータWSでプロセス。例年に増して濃密な風味に仕上がっています。ブルーベリーや黒葡萄、ネクタリン、洋梨…さまざまなフルーツのオンパレード。インパクトあるフレーバーから凝縮された甘さへ続きます。
生産者 | Smallholder farmers of Segera |
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生産処理 | MOPLACO Trading |
地域 | Segera, Bensa, Sidamo zone |
生産国 | Ethiopia |
標高 | 2,150~2,250m |
品種 | Kurume |
生産処理方法 | Natural |
ローストレベル | Light roast |
フレーバープロファイル | Blueberry, Grape, Nectarine, Pear, Sugary, Fruit compote, Vibrant |
おすすめレシピ
使用ドリッパー:カリタウェーブ185
ぺーパーフィルター:カリタフェーブフィルター185ホワイト
参考となるメッシュ:EK43 14.0
湯温:89°C
抽出レシピ:20g, 注湯量320ml
- 0:00-10:00 40ml 注ぐ、50秒待つ
- 1:00- 120ml 百円玉程度の円の範囲にテンポよく注いでいき、水位が上がったらフィルターの縁を一周する
- ドリッパー内の湯が全て落ち切ったら②と同様に80ml 注ぐ
- (今度は落とし切らずに)③の終わりから10秒程度待って百円玉程度の円にゆっくり40ml 注ぐ
- センターに40ml 注ぐ、落とし切って抽出時間約3分30秒
Q1.今回選んでいただいたコーヒーはどんなコーヒーですか?
Good Coffee Fest の際も販売した、Ethiopia Kurume Natural -Special Preparation。
エチオピアのシダモエリアで採れるコーヒーの品種、クルメ。農家の間ではコーヒーチェリーのサイズごとに呼び名を分けていて、大きいものを “ウォリショ”、中くらいのものを “デガ”、小さいものを “クルメ”と呼んでいるそう。この話を聞いたとき"久留米"を拠点にローストする身として親近感を覚えずにはいられませんでした。“クルメ”にフォーカスしたコーヒーができないかな、と思ったのが2016年のエチオピア初訪問時。それから2年後の2018年、最初のロットが実現しました。
2020年 年初の訪問時に精製の方法をさらに細かく指定しました。まずは前回同様完熟チェリーのみを集めるため、厳密なハンドピッキングが行われています。そしてそこからより小粒なものにフォーカスするため、シングルベッドサイズ程のスクリーンソーターを用いて手作業でスクリーンサイズが選別されています。
非常に小粒なため、UG(Under Grade-輸出規格外)の表示ですが、これこそが目指したもの、小さな粒の中にこの土地の持つ風味が最大限に凝縮されています。
Q2.今回のGood Coffee Festは“The Variety of Coffee”をテーマに開催しましたが、店舗ではCoffee Countyさんでもライトローストに限らず様々なコーヒーをご用意されていると思います。今回ご用意いただいたものと飲み比べを楽しむなら、どのコーヒーがおすすめですか?
THE ETHIOPIAN ROAST
※COFFEE COUNTYさんのECサイトにリンクします
※同じ Kurume のWashed タイプもおすすめとしてご紹介いただいておりましたが、すでに完売となっております。
#2 Kariomons Coffee
Nicaragua - La Bendicion - Pacamara - Honey Process
地域 | Jalapa, Nueva Segovia, NICARAGUA |
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標高 | 1,260m |
品種 | Pacamara |
収穫年 | 2021 |
フレーバー | Lavender, Shiso leaf, Orange, Grape, Apple jam, Chocolate |
インポーター | Kariomons |
Q1. 今回選んでいただいたコーヒーはどんなコーヒーですか?
Nicaragua - La Bendicion - Pacamara - Honey Processを選びました。
農園主のルイスは、カリオモンズが2011年に産地訪問を始めた当初よりずっとお世話になっている作り手の1人です。
コーヒーの総合的な美味しさに対して並々ならぬ情熱を持っており、品質と労働環境が比例して向上していく様子をずっと見届けてきました。
これまで2度、ニカラグアの国際品評会Cup of Excellenceで優勝を果たしているルイスさんですが、
出会った当初から変わらない謙虚な姿勢と溢れる情熱に、私たち自身がファンの1人として毎年彼のコーヒーを楽しみにしています。
Q2. コーヒーの袋のデザインは地元のアーティストさんに依頼されていると伺いました。今回のアーティストさんはどんな方なのでしょうか。
コーヒーの味わいを元に地元アーティストたちと作品を生み出す『Coffee Meets Local Color』というプロジェクトを2017年から続けています。
今のデザインは、長崎県波佐見町を拠点に活動するウラベメグミさん(@megumi_urabe)が担当してくださっています。
環境問題に敏感なコーヒー業界を俯瞰し、今回のプロジェクトでは段ボールやポスターの切れ端などの素材をアップサイクルして作品を作ってくれています。
おすすめレシピ
自由に淹れてもらうのが一番良いですが、1:16〜17くらいだと良さが出やすいです。