歴史ある街の先駆者

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今回も湘南エリアからのご紹介となります。

鎌倉のTHE GOOD GOODIESさんと、辻堂の27 COFFEE ROASTERSさんのコーヒーをお届けさせていただきました。

THE GOOD GOODIESさんは2013年創業、27 COFFEE ROASTERSさんは前身のかさい珈琲時代を含めれば1997年からということで、どちらもスペシャルティコーヒーの文化の黎明期から湘南エリアでシーンを作ってきた立役者です。

#1 THE GOOD GOODIES

GUATEMALA EL COYEGUAL

Country: Guatemala
Farm: El Coyegual
Region: Huehuetenango
Altitude: 1,500-1,600m
Variety: Caturra
Process: Fully Washed
Flavor & Cup comment

Nuts, Cacao, Milk chocolate, Complex, Long after taste, Citrus

 

おすすめレシピ

オススメの抽出器具:HARIO V60 01
使用グラム:17g / 抽出:200ml / 湯温:93度

店頭では点滴スタイルですが、1m30s 10~20mlを2~5回にわけて蒸らし、その後は水位を一定に豆の中心部分にゆっくり注ぎ、200mlのところでドリッパーを外す。ゆっくり空気を含むような軽やかさで淹れるイメージです。

Q1.今回選んでいただいたコーヒーはどんなコーヒーですか?

このエルコエグアル農園との出合いは8年以上前となります。昔から農園主と交流のある方から飲ませていただきました。その時に、派手さはないですが、とてもクリー ンでバランスの良さが毎日飲んでも飲み飽きない優れたコーヒーだと思いました。

2019 年に初めて農園を訪れました。空港のある首都のグアテマラシティから車で約10 時間揺られて到着した先が「ウエウエテナンゴ」でした。ここはグアテ マラコーヒー産地の中でも特に良質なコーヒーが採れる標高の高い地区でした。

その良質な地形にある「エルコエグアル農園」。急斜面な山は一見すると森に見えますが、効率的に湧き水が行き渡るように整地され、青々としたコーヒーの木が植わっていました。さらに1600mの山中にウォッシングステーションを構え、収穫から精製をその場で行い、山裾にはドライステーションがあり、一貫した丁寧な生産をしています。その光景を実際に見て改めて綺麗な味わいはこの景色からくるものだと感じています。今や当店の定番のコーヒーとなっています。

Q2. 自宅でこのコーヒーをいただく際、どんな食事やスイーツがマッチしますか?

主張が強くなくそっと寄り添う味わいなので、どのフードにも合いますが、クッキーやパウンドケーキのような 素朴な素材のものに相性が良いように感じます。

Q3. THE GOOD GOODIESさんについて教えてください。

2013 年創業。鎌倉駅の近くのコーヒースタンド。

当時では大変珍しかったスタンドスタイルの先駆け的存在。
日常の合間や観光の途中など、地元の方と観光の方が行き来する中継地点のような場所であり、鎌倉らしい風景となっている。

「良い一日を」と見送る言葉には、一杯のコーヒーで誰かの日常に少しでも彩りを添えられるようにと想いが込められている。

 

#2 27 COFFEE ROASTERS

Honduras, Tio Juan Catimor Honey

Region: La Danta, El Rosario, Comayagua
Farm: Tio Juan
Variety Catimor
Altitude 1,750masl
Process Honey
Flavor & Comments lackberry, Baked Apple, Molasses, Bright, Malic, Smooth Mouthfeel, Well Balanced

 

おすすめレシピ:

当店では中挽のハンドドリップを推奨しています。

  1. 95°Cのお湯を用意します。
  2. コーヒー(粉)は約15gでマグカップ1杯分です。ドリッパーを揺らし粉は平らに均します。
  3. お湯40ccを500円玉サイズの丸を描きながら注いだら30秒蒸らします。
  4. 残りのお湯を60ccずつ3回に分けて注ぎます。

液体の濃度は、冷めてからも口の中で引っかからずにスムースに飲めるくらいが望ましいです。コーヒーの味作りには個人差があり、好みも多様ですので、自分の好きな抽出を見つけてください。

Q1. 今回選んでいただいたコーヒーはどんなコーヒーですか?

今27 COFFEE 単独リーファーコンテナで輸入したMicro Lot、ナチュラルで人気のあるクリスティアン・ロドリゲスさんのハニーコーヒーです。

ハニーはコーヒー チェリーの果肉を除去してから、ミューシレージ(粘液質)が付いたまま乾燥させます。

ウォッシュドと比べまして、バランス良い甘さやクリーミーな質感になります。ロドリゲスさんは研究熱心で様々なプロセスのロットを作っています。今回はトライ アルロットとなり、ナチュラルのフレーバーとは全くの別物となります。ベリーやアップルのフレーバーを感じる事ができる優しいバランスのとれたカップです。

Q2. 11月に鎌倉・小町のお店がグランドオープンされると伺っておりますが、どんなお店になりますか?

鎌倉は、湘南で最も歴史と文化の風情を持った特別な場所だと思っています。3 月から仮オープンしながら鎌倉チームスタッフと新しいアイディアを少しづつ練ってきました。スペシャルティコーヒーが日本に流通し始めて20 年経って、世の中にさまざまな形で広がってきたと思います。そんな中で当店として、これまでやってきた事とこれから目指したいものについて考えてきました。

そして2012 年に27 COFFEE ROASTERS として新たなスタートをした時の気持ちは、今でも全く変わっていません。

はじめてスペシャルティコーヒーを味わったときの感動とさまざまな発見、作り手の生産者たちへのリスペクト、年々進歩する焙煎や抽出の探究。私たちはおごる事なくコーヒーと真摯に向き合い、お客様と生産者を繋げるアンテナショップであり続けたいと思っています。

鎌倉店では、それらのコアコンセプトをよりお客様に表現できる店舗にしたいと思っています。具体的にはグランドオープンのお楽しみですが、3 つのSMALL をテーマにしたお店を作っていきます。

Q3. 27 COFFEE ROASTERSさんについて教えてください。

1997 年の開業から「すべては最高の一杯のために」をモットーに、神奈川県内・湘南エリアにおけるスペシャルティコー ヒーのパイオニアとして、真摯に取り組んでいます。

2008 年に出会ったホンジュラスの素晴らしいコーヒーと生産者に魅了され、ホンジュラスのスペシャルティコーヒーだ けを自社コンテナで単独輸入する「ワンコンテナミッション」をスタート。

2016 年に国内のマイクロロースター(小規模焙煎業者)では例のない、ワンコンテナ(12 トン)を購入。2017 年は1.5 コンテナ(18 トン)、2018 年以降は2 コンテナ(24 トン)を購入できるまでになりました。ビジネスを越えた、人とのつながりを大切にしています。